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エンドミル加工では、内側円弧加工や外側円弧加工を行うことがあります。加工する円弧径に対するエンドミル径の比率によっては、エンドミルの指令送り量と加工点における実送り量との間の差異が大きくなり、思わぬトラブルを起こす場合がありますので切削条件の選定に当たっては注意が必要です。その注意点について紹介します。
「加工円径」÷「エンドミル軸中心における回転直径」の比で指令送り量に対して実送り量が大きくなります。粗加工などでは切削抵抗が激増し、エンドミルの欠けや折損をまねくことがあります。特に、エンドミル径が加工円径に近い場合には注意が必要です。 「加工コーナR」÷「エンドミル軸中心における回転半径」の比で指令送り量に対して実送り量が小さくなります。極微細な送り量は加工能率の低下以外にも早期工具摩耗にもつながりますので適正な送り速度の選定が必要です。 ポケット加工において、コーナRとエンドミル半径が同一の場合に、コーナ付近で切削抵抗が増大することがあります。エンドミルのチッピングや早期工具摩耗、びびり加工面、加工面のエンドミル食い込みなどをまねくことがあります。左図では、側面加工に対してコーナ付近では、あたかも切り込み量が2倍以上に大きくなっているような様子を示しています。
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| エンドミル::その他 | 2011年02月23日 06:51 PM | |
NACHIのXSミル多刃/XSMTが耐熱性・耐食性ニッケル合金のハステロイ仕上げ加工に良好です。
加工事例をご紹介します。 XSミル多刃/XSMTは強ねじれで切れ味が良好な高剛性タイプの超硬コーティングエンドミルです。標準的な超硬コーティングエンドミル4枚刃と加工比較しましたので紹介します。 下図に加工面と切りくずを比較しています。 XSミル多刃/XSMTは規則正しい送りマークが加工面に残っています。切りくずも一様な形状です。切れ味が良い場合に見られる切りくずカール半径が小さく、ねじれた形状です。安定した切削が伺えます。 一方、超硬コーティングエンドミル4枚刃は、加工面が粗く、送りマークも不連続です。切りくずは幅が大きなものや針状の細いものなど、ばらつきがみられます。 ニッケル合金加工には、切れ味と剛性を併せもつXSミル多刃/XSMTがおすすめです。 エンドミル径:16mm 切削速度:30m/min 送り速度:600mm/min 軸方向切込み深さ13mm、半径方向切込み深さ0.1mm
| http://nachi-tool.jp/blog/index.php?e=96 |
| エンドミル::その他 | 2010年07月16日 04:27 PM | |
| http://nachi-tool.jp/blog/index.php?e=22 |
| エンドミル::その他 | 2009年01月22日 11:44 AM | |
| http://nachi-tool.jp/blog/index.php?e=14 |
| エンドミル::その他 | 2009年01月22日 10:52 AM | |
| http://nachi-tool.jp/blog/index.php?e=12 |
| エンドミル::その他 | 2009年01月22日 10:47 AM | |