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アクアドリルEXの特長を活かすことにより、あきらめていた加工が可能になるという事例を紹介します。

小型マシニングセンタ(BT30)では、連続定格負荷は小さいうえに、ドリル径が大きくなると低速回転域(同じ切削速度であれば、ドリル径が大きくなると回転数は小さくなる)では、許容できる負荷はさらに小さくなります。
大径ドリルは通常加工条件では主軸負荷が過大となるために、使用サイズは限られていました。

アクアドリルEXは、刃先形状と溝形状を改良することにより切削抵抗の低減をはかったドリルです。
また、高速高送りから低速低送りまで広い切削領域で安定加工を可能にしています。

小型マシニングセンタでアクアドリルEXを使用する場合に、高速・低送り切削条件へシフトすることにより、主軸負荷を低減し、使用できるドリル径の範囲を広げることができることもあります。

下図の切削条件適用領域図は炭素鋼(S50C相当)生材を想定したものです。

アクアドリルEXの切削条件適用領域内で、加工能率を変えないで切削条件をシフトした場合の小型マシニングセンタ(BT30)における加工事例です。


| http://nachi-tool.jp/blog/index.php?e=145 |
| ドリル::アクアドリルEX | 2012年02月03日 09:00 AM |